記録屋が見た上海と日本

海原修平の写真とカメラブログ 

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

立ち退き前に撮影 上海

立ち退きが決まっているおばちゃんの家でお茶をいただく。この場所は上海市内のど真ん中だが、かなり遠くに引っ越さなければならないそうだ。本当は、ここを出て行きたくないが仕方が無いと言っていた。ここでは、旦那と二人暮らし+猫が一匹。 話は変わるが…

解体現場で宝探し 上海

この人達は、建築現場で働いている人達ではない。家屋の解体現場から金属探知器などを使い金属を探し、それを売り飛ばして稼いでいる人達だ。なので写真を撮ると怒られる。 鉄くずを集める人、ペットボトルを集める人、発泡スチロールを集める人、段ボール…

夜上海 クラブで

上海の日本人向け飲み屋は、カラオケクラブ・普通のクラブ・ショータイムがあるクラブなどがあるが、必ず若い女の子がそばに寄り添うように座るのが日本人相手のクラブの定番だ。 古北付近の日本料理屋に夕方6時半くらいに行くと、おっさんと異常に若い中国…

上海 占いの館

以前、このブログで新華路にメイド喫茶があると書いたが、実は占いの館だった。待ち時間があったのでちょっと一杯。 彼女はオーナーではなく来年イギリスに留学予定の18歳アルバイト。日本のアニメが大好きだそうだ。アニメの名前を聞いたが、おじさんには…

夜上海 クラブで働く女の子

日本から来た撮影スタッフと久しぶりに夜上海。私の隣に座った子は田舎から出て来た20歳前半の子で、つたない日本語で一生懸命話しかけてくる。この一生懸命さがとても良いがやや疲れる。話に飽たので、その彼女の日本語手帳を見せてもらうと仕事で使う色々…

上海で結婚式

1999年12月31日の大晦日に中国建国50周年のテレビ番組で私の写真活動が紹介された事があった。その番組のエンディングを女性歌手と一緒に歌っていたのが彼だ。そして、11年後、歳の差23歳の超美人と結婚。出席者の日本人は、私ともう一組の夫婦とその子供で…

黄陂南路から南を

たびたび掲載した以前の事務所から見た風景は、いままで70mm前後のレンズしか掲載してなかったが、画像を整理していて17mmで撮影した画像を発掘。 ここ数年、超広角レンズはまったく使ってない。広角を使う場合28mmまでが限界だ。もちろん依頼仕事では使う…

上海の威海路の張園を俯瞰

仕事で行ったビル23階から威海路の古い街並「張園」を俯瞰。ここを真っすぐ抜ければ南京路に出る。映画やドラマなどでよく登場する場所で約100年以上前の建物が多い。NHKの「上海タイフーン」でも使われた。ここで、出会った老人は91歳で奥さんは11年前に他…

上海音楽庁

1930年に竣工されたこの建物は、当時外国映画専門の映画館だったようだ。今世紀2004年だったと思うが、ジャッキで持ち上げ数十メートル先から現在の位置に移築され改装後オープン。 コンサートと同時に内装も楽しめるすばらしいコンサートホールだ。 場所は…

上海で東日本復興支援チャリティコンサート

一昨日、上海音楽庁で東日本復興支援チャリティコンサートが開催された。出演は、チキン ガーリック ステーキ、Amim、南里沙、和響会。南里沙さんのクロマティックハーモニカの生音は初めてだったのでちょっと感激。 海外で日本人のコンサートを見に行き日…

俯瞰から里弄の生活を見る 2

上海の街を歩いていて一番目立つのが洗濯物だ。部屋が狭く外に干すしかない為、晴れの日はどこに行っても洗濯物を見る事ができる。この干し方だが、脱水せずに干す人も多いため上から水がポタポタと落ちてくる。骨董品に近いパンツなども平気で干しているが…

俯瞰から里弄の生活を見る

こちらでは、子供の面倒は祖母や祖父の仕事となるので、両親は安心して仕事ができる。ほとんどの家庭がこの縮図で生活していると思ってよい。また、子供専用お手伝いさんもいて比較的安く雇えるのがこの国だ。 日本でも昔はそうだったと記憶しているが、お…

ロケハンで旧城内を

ロケハンで旧城内を散策。思っていたより再開発はスローだった。今年の1月に解体が始まっていた場所も確認したが、一部残ったままだった。旧城内の楕円部分右下付近はまだ昔の風景がそのまま残っているので、見るなら今がお勧め。 小南門付近をうろつくが、…

旧フランス租界を俯瞰

' 旧フランス租界を淮海路から俯瞰。プラタナスの緑と街並がとても美しい。一見すると何処の国か説明がないとわからない。 昔の租界は、フランス租界と共同租界とに分かれていて、フランスだけ他国とは独立した租界を形成していた。日本租界という場所は存在…

木漏れ日のような光

' 私が使っている古いレンズは、キャノンFDとトプコールなどだが、軟らかい木漏れ日のような光にすごく合う。すっきりと晴れ上がった天気より曇り空で少し太陽が見え隠れするくらいがちょうど良い。しかも、開放から1絞り絞ったくらいがベストだ。 キャノンF…

昨日は中秋節 孔乙己酒家で

' 昨日は、中秋節で会社は休み。夕方6時から孔乙己酒家のファミリーと食事会。当然の事だが、月なんて誰も見てない。ちょっと早いが上海蟹をいただき、メインは牛頭。 前回は二日酔いだったので、この牛頭をほとんど口にしなかったが、今回はしっかりといた…

上海展覧中心で sh Contemporary 2011

昨日、上海展覧中心で開催されたsh Contemporary 2011 に行って来たが、感想は書かない事にする。それより、この上海展覧中心の内装はいつ来ても目を楽しませてくれる。 旧ソビエト時代の1955年竣工なので、私の年齢に近い建物と言える。スターリン様式の建…

毛沢東の壁画

' 画像を整理して発掘した毛沢東の壁画だ。以前、ピンホールで撮影したものを掲載したが、デジタルでおさえていたものだ。この場所の壁画は当時有名で多くの写真家が撮影したと思う。 当時、普通の民家の入口にあったものだが、最近はこれ以上大きいものは発…

老西門 夜ダンス

' 旧城内、老西門近くの広場で久しぶりにダンスを見る。一緒に居た二人の日本人の一人がこれを見て、「みんな自由だなぁ」と呟いた。一瞬予期せぬ単語に頭が白くなり思考が停止した。 一人で帰りのタクシー内でも「自由」という言葉が頭の中をグルグルと回り…

上海東方明珠電視塔から上海の街を俯瞰 3

' 上海東方明珠電視塔から見た森ビルと金茂大厦。浦東の名物ビルだが、現在この2つのビルよりさらに高いビルを建築中。これで、浦東の超高層ビルは打ち止めらしい。 浦東の都市計画は、これから出来る3本のビルを頂点にピラミッド状に見えるように設計されて…

上海東方明珠電視塔から上海の街を俯瞰 2

' 再び、上海東方明珠電視塔からの俯瞰。この塔は、円形なので360度のパノラマを楽しむ事ができる。1995年、始めて上海に上陸した時は、上海の高層ビルは数えられたし地下鉄は、一号線がまだ試運転していた時だった。この塔が出来たのが、1994年。あっという…

上海東方明珠電視塔から上海の街を俯瞰 1

' 久しぶりに東方明珠電視塔から浦西を見た。この塔から旧市街を見るのは逆光になる夕方がお勧めだ。ただし、天気に恵まれないと何も見えない事が多い。一番上の展望台まで行くのに120元も払わなければならないが、見る価値はある。なぜなら、ここから360度…

青蓮院にて

' 昨日のCA930で上海入り。そして、本日はロケハンで終わる予定。明日からは、上海の画像を掲載予定。 キャノンFD50mm f1.4

台風が来る前

' 東京の自宅から台風が上陸する前の空を撮影。すっきりした青空より低気圧が来る前の空は大好きだ。ハイライトがないグレーから黒に落ちるトーンを見るとドキドキする。 安く手に入れたライカビゾ用テリート200mmf4で初めて撮影したが、古いレンズなのでコ…

浅草で東海林太郎が

' 浅草の路上で東海林太郎に遭遇。子供の頃の記憶の中に何となく残っている程度だが、浅草で歌っていた彼はそっくり。 東海林太郎を調べてみると、歌手になる前は満鉄に7年間勤務後に帰国し東京で中華料理店を経営していたようだ。 昨日も飲屋に居たおじいさ…

京都 青蓮院で木村英輝のふすま絵を

' 青蓮院で木村英輝のふすま絵に遭遇。私は彼の仕事を知らなかったのだが、調べてみると還暦から壁画を始めたそうだ。その絵は、植物だったり動物だったり昆虫などが多い。現代的なシンプルなタッチのハスと和室はミスマッチかと普通思うが、そんな事はない…