記録屋が見た上海と日本

海原修平の写真とカメラブログ 

東高根森林公園で稲刈り体験

午後の光が美しい

 

親子で稲刈り

 

10月5日の午後に自宅から近い東高根森林公園で親子稲刈り体験をやっていた。数日前のブログで紹介したカカシがあった場所。「なんだアレは!!」→コレ

世間では米の値段がと騒がれているが、子供の頃から一度でも良いから食料を育て収穫するという経験はした方がイイね。

撮影したのは、午後3時を過ぎた頃。最近は陽が短くなり午後3時過ぎの光がとても美しい時間帯。

Canon EF 40mm f2.8+Fringer EF-GFX+GFX 50SII

 

ネオジムな世界

ネオジム磁石とタローマン

 

TG-7でスーパーマクロAF撮影

 

 

 

 

上の円の直径は10mm

 

 

使い残りのネオジム磁石をサイズ別に保管していたが、全部まとめたらこんな事になった。それを、OMシステムTG-7のスーパーマクロAFで撮影。簡単にスーパーマクロAF+RAW撮影が可能なのがTG-7の良いところで、RAW記録出来るタフコンデジはTG-7のみ。

ネオジム磁石は磁力が強く思うような組み合わせを作る事が出来ないが、それはそれで面白い世界を勝手に磁石が作ってくれる。

ネオジム磁石を発明したのは「佐川眞人」さん。今では、モーターで走る自動車も含め様々な製品の中に入っている「ネオジム磁石」だが、私はLED照明機材やデジカメのモニターフードの取り付けなどに使っている。

ネオジム磁石を発明した「佐川眞人」さんの発明秘話がとても面白い→コレ

なんだアレは!!

なんだアレは

近づいて見るとカカシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだこれは!! 」岡本太郎がこれを見たら、そう言うかどうか知らんけど。高根の森林公園内には一部の区画に餅米が植えてあり、その周囲には子供たちが作ったカカシが並んでいた。こんなシュールな風景には、滅多にお目に合えないので心が躍る。天気は真夏からいきなり秋で、"玄関開けたらいきなりご飯"のような感じ。光も秋を感じさせる素晴らしい日だった。

この日は、Elmar 50mm f2.8(旧タイプ)とElmarit 90mm f2.8(M)+Tele-Elmar 135mm f4(M)。90mmと135mmは、ビゾフレックス用ヘリコイドに変換しGFX50SIIで撮影。久々に持ち出したTere-Elmar 135mm f4は、カカシの顔のアップのみで使ったが、ライカM用の135mmの完成形と思えるほど素晴らしいレンズ。Hektor 135mm f4.5も大好きなレンズだが、曇りの日は少しコントラストの高いTere-Elmar 135mm f4の方が後処理が楽。

今週の土曜日10月4日は、この米を刈り取ると聞いているので、久しぶりに稲刈りを見る事が出来そう。

 

ゆるい溝の口駅周辺が好き

喫煙所に梅毒注意の貼り紙

拡大してみると右手にムードンコ

 

ピカチュウも住んでる

 

川崎市高津区溝の口駅は、JRと地下鉄が2本通っているので都内へ出るのはとても楽チン。そして、溝の口駅周辺の最大の売りは、東京都内と違い何事にもゆるい文化が残っていて息苦しさがないのが良い。例えば東京都内はタバコを売って相当税収で稼いでいるが、喫煙所がほとんどないという矛盾と臭い物に蓋をする政策。

ここは溝の口駅のすぐ横にある喫煙所。ここが好きなのは、様々な人が誰にも邪魔されず一服出来る煙の漂うオアシス。そして、夕方の早い時間から営業しているせんべろ街のある西口商店街に流れる人も多い。で、そのせんべろ街もほとんどの店で喫煙可。逆に言うと、タバコの煙が嫌な客は他の店に行けという事だね。

☆なぜか喫煙所に「梅毒にご注意」と写楽風のイラストが貼られている。これが新宿の歌舞伎町だったら街と同化していて見過ごすかもね。この張り紙を見た外国人観光客が、「オー!! シャラク スラバシイ!!」と感嘆しスマホで写真を撮り画像翻訳すると「Beware of syphilis!!?」に脳震盪を起こすかも知れんな。出来れば、そんな場を引きで見てみたい。それと、この貼り紙のひん曲がった美意識の無い貼り方のセンスの無さは、ある意味日本の美意識の衰退を相当感じる。

Canon EF40mm f2.8+Fringerマウントアダプター経由でGFX50SII

十数年ぶりに上海時代の友人と溝の口で

2012年当時のヘラルド紙記事

 

海外を転々と移動し仕事をしていた日本人ノマドと、十数年ぶりに溝の口で会い飯を。確か最後に会ったのは、2012年の反日デモがあった翌年くらいだったと記憶している。上海で同じ屋根の下で席を並べていた時期は5年ほど。酒が呑めなかった彼は、今では呑めるようになっていたのは驚いた。

彼は日本の北陸生まれだが、NY→上海→ブラジル→シンガポール→東京と世界を渡り歩いたデザイナー。ネット環境+Macと実力があれば、世界中どこでも仕事が出来るというお手本人。久しぶりに話の出来る友人と会ったので、時間を忘れ長居させてしまった。

人生に、「たられば」はないんだよ。

Canon FD 50mm f1.4+補正レンズ付アダプター

「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展へ

 

撮影は自由

 

後藤靖香

 

2025年10月19日まで

 

広島市立基町高校作品42点

 

タローマン大好き

 

タローマンのガチャを買ってしまった

 

21日岡本太郎美術館へ行き、「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展へ。

今回の「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展は、ひと事で言うと素晴らしい展示。

その中でも、特に目に焼きつたい展示は、広島市立基町高校の展示ブース。原爆の被災者から直接話を聞き、基町高校の生徒が描いた作品42点。もうこれは、私が言葉で説明するより実際に観るか、基町高校の公式YouTubeで観た方が良い→コレ必見です。

美術館で、私が好きな「タローマン」のポスターの横にガチャがあったので、久しぶりにガチャ。

タローマンを知らない人→コレコレ

「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展は、10月19日まで岡本太郎美術館で。

 

 

生田緑地で久しぶりに見たカカシを

 

 

 

久しぶりに涼しい日だったので、自宅から歩いて生田緑地へ。

この生田緑地へは、今回もあえて裏から入ると途中でカカシに遭遇。子供の頃に見たカカシは稲藁で作られていたが、ここでは十字架に服を着せ顔は無し。外国人がこれを見たら、これは何?と必ず聞かれるなと思いながら、二体のカカシ撮影し目的の岡本太郎美術館へ。

☆この日は、Pancolar50mm f2➕GFX50SIIのみ

 

午後の光が美しい

13年前の孔乙己酒家で 

13年前の画像から

こんな光の中で、ゆっくり酒と飯を楽しみたいと思う今日この頃。画像は、上海の孔乙己酒家の2階がオープンした時に店から招待された時の画像。この日は、オーナーの親族が集まりテーブルを囲んだ日。店のランチ時間と夜営業の間で、秋の日差しが美しい時間帯だった。

写真を撮る時の天気や太陽の位置によって、同じ場所を撮っても見え方は全く違う。私が常時使うスマホアプリに「Sun Seeker」があるが、写真を撮る立場から言うと、もうこれは手放せないアプリ。

☆Photographを直訳すると光で描くになる。なので、日本では写真と言われているが、本当は光画といった方が正しい。昔は光画という同人誌もあった。

Canon FD 50mm f1.4(EOS変換補正レンズアダプター付)

 

上海の家賃が安いアパートの内側

20Fのエレベーター前

 

12年前の画像から

2013年に友人の住居探しで一緒に見に行った、上海中心部の20階建マンションの内部のエレベーターホールで撮影。これを見た瞬間に二人とも呆れたが、一応面白いので部屋の内部も見た。で、他の物件へ速攻移動。世の中は何でも同じだが、値段が安いには理由がある。メンテナンスという概念が欠如している分かりやすい例だ。

このマンションの外観はメンテナンスしてあり比較的綺麗で、おそらく1990年代に建てられた物件。でも、マンションの内側は、多分建てられた後にほとんどメンテナンスしてない雰囲気で、通路の天井にはコード剥き出しになったスパイラル蛍光灯が垂れ下がっていた。ここまで荒れ果てると、逆に芸術的とも言えなくはないけどね。こんな時、現代のデジタル用レンズより古いレンズの方が雰囲気が伝わる。

☆中国での賃貸契約は基本的に一年契約が基本だが、大家によっては複数年契約してくれる場合もある。そして、契約期間が過ぎ再契約する場合は、必ず家賃が一割以上値上げされるのが常。幸い私は大家には恵まれた方で、20年間ほとんど嫌な思い出は無いが、賃貸契約書はあって無いような事もあった。そんな事を思うと、上海と比べて日本の賃貸契約や賃貸物件は相当マトモで日本の家賃は安い。

☆リコーGXR A12マウント レンズ名は忘れたが焦点距離は35mmか40mm

上海1930年代の窓枠

1930年代は観音開の窓がスタンダード

 

ガラスが割れたので現代のガラスに交換

 

前回のブログの続き

2005年から2010年まで在籍した上海の私の事務所は1930年代に建てられた上海国営縫製工場跡を改装。窓は当時のままの観音開きだった。当時の窓用板ガラスは平面性や透明度が悪くガラス越しに外を見ると風景が少し歪んて見えたが、それが逆に良かった。

当時台風が来ていた時に窓を閉め忘れ、上のガラスが割れ現代のガラスに交換してもらったら、ガラスと窓枠を固定するパテ仕上げが最悪でガラスがこんな状態に。ガラス屋は、ガラスを窓枠に固定するだけが仕事なのでこんな事に。でもね、写真に撮ると結構美しく見えるのが写真の怖いところ。

 

☆上海で壁などを塗る場合は、依頼主がペンキを用意しなければならない。ペンキを塗る人は、塗るだけが仕事なのだ。そして、当然マスキングもしないでペンキを塗るので後が大変。ここは、再開発で数年前に消え今は超高級マンションに。

 

Oreston 50mm f1.8+GFX50SII

4月に上海で買った茶海 Oreston 50mm f1.8開放で

 

GFX50SII+Oreston 50mm f1.8

 

久しぶりに取り出したOreston 50mm f1.8の自動絞りが不安定。上海の夜を撮る時に使っていたが、それはもうコロナ前の事。今では、Meyer-Optikのレンズはこれ一本のみ。久しぶりに最短撮影距離33cmで、今年の春に上海で買った茶海を。

Meyerのレンズがイマイチ日本で人気がなかったのは、戦後の日本が解像度至上主義だったからかもね。そういう私も前世紀は同じだったが、それは過去の話。今私が残している好きな描写のレンズのほとんどが、ライカのレンズを筆頭にシングルコーティングのレンズ。それらのレンズの描写って、人間の目に優しく上品なんだよね。

 

 

 

近所の森林公園で

 

画像は今年の6月にGFXで撮影した森林公園。昨日は台風の影響で一日中雨だったが、久しぶりの雨で森林公園の樹々は喜んでいるだろうな。自宅から森林公園は近いが、毎日暑いので遠い場所に。雨の降る日の写真は好きだが、気力がないんだよ。

☆そろそろブログを移転すると言いながら、まだ実行してない。そろそろ実行予定。

角田和夫 シベリアへの旅路をIGフォトギャラリーで

角田和夫写真展 シベリアへの旅路

 

久しぶりに都内へ行き、角田和夫「シベリアへの旅路」をIGフォトギャラリーで。写真家の角田和夫の名前と一部の写真は知っていたが、オリジナルの写真を見るのは初めて。今回の展示は、角田氏の父がシベリアに抑留されていた時の日記が発見され、その日記を元に現地を辿った写真展。

角田氏のプロフィールを見ると、偶然から写真が始まり後に必然へと変わっている事が過去の作品を通して見ればよく分かる。角田氏は私より4歳年上だが、同時代を生きて来た彼の写真スタイルは私と一部被るところがあり、作品の中にすんなりと溶け込めた。視座が確立された写真作品は、撮影した個人の写し鏡のようなもの。2022年に高知県立美術館で「土佐深夜日記—うつせみ」が開催されたようだが、これ観たかった。

☆IGフォトギャラリー 角田和夫展「シベリアへの旅路」9月20日まで→コレ。角田和夫は、高知県南国市在住の現役写真家。

☆日本も含め世界中の何処へ行っても実際の現場で何を見て誰と出会うかで、その後の関わり方は全てが大きく変わる。特定の国を指して最悪だという人の多くは、実際にそこへ行った事が無く過去の歴史を検証して無いか知らない人達が多い。そんな人は実際に行ったとしても、見た事や物や人との出会いで運が悪かったのかも知れないね。運は目に見えなので言葉で説明する事は難しいが、運と勘はセットだと考えた方がイイね。言っとくけど、私の信条は右でも左でもない。自分の眼で見て記録したい事や物や人を、カメラを通して画像に残す事を実行しているだけ。そういう意味でも、私は写真家ではなく記録屋だと勝手に思っている。

Summarit 5cm f1.5とGFX50SII

Summarit 5cm f1.5+GFX50SII

 

Summarit 5cm f1.5+GFX50SII

 

久しぶりにSummarit 5cm f1.5とGFXの組み合わせ。世の中に出回っているSummarit 5cm f1.5の画像を見ると、OHしてないと思われる画像がほとんど。ズマリット5cmはくもりやすいレンズだが、コロナ前に完全OHしたら見違えるような描写に。一時は大人気レンズになり高騰したが、今は適正価格に落ち着いているレンズ。

焦点距離50mmのレンズは他社ブランドも含め一番多く持っている焦点距離。それぞれ個性があるが、このレンズに変わるレンズは他にないので手元に置いている。一番近い描写のレンズはSummaritの進化系のSummilux 50mm f1.4だが、私はコーティングの古いSummaritの方が好き。

大判用レンズに「Goerz Red Dot Artar」というレンズが過去あった。このレンズは、コントラストが低めの上品な描写が魅力なレンズで、特にモノクロ撮影には最適なレンズだった。ちょっと似てるかな、ズマリットの描写と。

☆ブログ移転予定。